七夕ですね。
とってもいいお天気なのは昼間だけで、
これから少しずつ雲が出てきて、
夕方すぎには曇りや雨が降る場所もありそうですね。
また今年も逢えない二人。
もしかしたら、雲の向こうでは毎年逢瀬が叶っていて、
野次馬どもにみせてやるもんかよ、
という意思の表れの雨雲なのかもしれません。
天の川は地上の雨になど左右されずにずっと悠々と在り続けるものなのですから。
大体、年に一度の逢瀬、
他人に見守られながら何て嫌じゃないですか?
二人の世界にしてくれよ!
ちゃんと逢えるのかどうかなんてお前たちには関係ないだろ!
余計なお世話だこの野郎!
織姫と彦星の気持ちになればそう叫びたくもなるわ。
というわけで、
七夕は二人の恋に思いを馳せるのではなく、
星に自らの願いをのせて祈るだけにしておきましょう。
そもそも七夕の由来はそれなのですから。
星に対して、自らの芸の上達を祈るのが本来の在り方らしいですし、
(当初は手芸などの針仕事に携わる女性が技術上達を祈る行事=乞巧奠だった)
ちゃんと温故知新、由来を忘れず改めて恋人二人の邪魔にならない程度にお星さまに祈りを捧げたいと思います。
先日の弊劇団公演「つきのしろ」においても、
ちょっと七夕イメージの歌詞があったりして。
銀河鉄道の夜と七夕伝説を織り交ぜたような、
ロマンティックだけどどこか切ないような、
そんな歌詞が劇中歌となっておりましたので、
引用して今日は終わろうと思います。
銀の河を渡り、
明星の灯にあたろう
その向こうのポラリス、
冷たい一等星を味方に
銀の月に届く、
その手を伸ばしてみよう
その向こうのソレイユ、
夜の果て 燦ざめく星たち 流れ星追って
僕と 私
何処まででも行ける
ちなみに「燦ざめく」は造語です。
燦めく(きらめく)とさんざめく(にぎやかに騒ぐ)の両方の意味を星に持たせたくて……
星のきらめきがにぎやかに見えたとき、どうぞ皆さんもご利用ください。
なるほどのポチリ
よろこび燦ざめく感謝の心
それではまた。
本山
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