本山由乃 つきとばら

ことばにゆうれつはない

つまりは生物としてのニンゲンのはなし

みょうちゃん、成長しております!

 

 

我が家の豆苗のみょうちゃん。

わたくしの愛を一身に受け、

ぐんぐん背を伸ばしており、

とても育てがいがあります。

まもなく収穫、

2度目の栽培へ進もうかと思っているところです。

 

みょうちゃんの成長日記でした。

 

 

明日から、

我が劇団ロオルの本公演の稽古が始まります。

明日は顔合わせ、

こんな公演・物語で、

こんなことをテーマにお客様へお送りするつもりで、

劇団の運営としてこんな事をしていてこんなふうに動いていきますよ。

というような事をキャストスタッフにお伝えする日です。

 

美麗なキャストで紡ぐ愛の物語です。

 

 

劇団ロオルではキャストはみな女優たち、

というこだわりの中、作品作りをしているのだけれど、

若い頃(劇団的にも本山的にも)、

美女優で公演をやるってことは、

アイドル舞台みたいなものを作りたいんでしょ?

とよく言われたものです。

当時(今も現役バリバリですが)アイドルやタレント系をキャスティングした小劇場舞台が多くあり、

その模倣劇団なんでしょ、

というニュアンスで言われたりしましたが、

 

 

全くもって、

違うから!

 

若かりし頃はイラっとしながらそう答えたりもしましたが、

確かにはたから見ればそう思われても仕方ない。

アイドル的な集客の仕方を私自身もしていたし、

(アイドル的な集客、という言葉は誤解を伴うから言い換えたいけどうまく言えないな、)

作品よりもキャストを見て欲しいんでしょ、

と言われてもしょうがないやり方をしていたと思います。

 

ちげーのになー、

という思いを抱えたまま、

活動休止から活動再開を経て、

今現在はロオルの作品のパワーを自ら信じられるようになってきたので、

キャストの魅力をお伝えするのはもちろんのこと、

ロオルという劇団が創っている演劇"作品"を観ていただきたい、

という思いが強くなっております。

 

主宰の私がアダルトなレディとなった事で、

アイドル舞台がやりたいんでしょ、

という侮蔑を含んだニュアンスの事を言われることはほぼなくなりました。

皮肉ですね、

アダルトなレディ=アイドルは無理、と判断されているわけです。

言われなくなることはありがたいけど、なんかちょっとむかつくな。

 

作品を観ていただきたい!としながら、

美しい女優をキャストとして集めているのには、

ルッキズムの縛りのうちにある、

人としての悩みや苦しみは皆おなじである。

という私の思想が込められている。

 

ルックスの話をするとコンプラが色々ある世の中ですが。

男女ともに、

美しいから人生イージー・個性的なルックスだから難多き人生、

というのはあまりにも短絡的で、

イメージ先行の現実を伴わない人生の答えだと思っているし、

人間という考え思考し悩み続けるとんでもなく厄介な生物はそんな簡単なものではない。

他者と関わりを持ってコミュニティを作り出し生きる人間という生物は、

はるか昔から変わらず同じ悩み・問答の中で生きているのではないかしら。

歴史を紐解いても、古典を読み解いても、

結局今現在の人間が抱える内的な苦悩は過去から変わらずにあり続けている。

 

男とか女とか若いとか年老いているとか、

美しいとか醜いとか、

そういう外的要素以外の、

他者と交わる輪の中での個としての悩みって、

根本は昔から変わっていないのではないか。

という私の仮説のもと、

 

劇団ロオルはそんなことをテーマにしながら、

ほんとうのしあわせってなんじゃろな?と問うような作品を創りたいなと思っていて、

 

 

そのための手段として、

美しい女優を集めて作品作りをすることで、

伝わり方をフラットにしたい、

と思っている。

 

老若男女を使えば伝わるというものでもないのかな。

(そういう括りを作ることで、自分に当てはまらない枠に対しての無理解が生まれるのではないか、という仮説)

 

それをいうなら美女優を使うことで拒絶もあるのでは、とも思うけれど、

ロオルの作品の性質上、美しいままでいられない何かを持ってもらっているので、

その歪みが拒絶を緩和させないかしら、

と思っている。

 

ロオルはレディの味方でありたい。

(わたしがレディなのと、ロオルキャストがレディなので、入口として。)

レディの味方であることはゆくゆくはメンズの味方にもなると信じている。

レディとメンズという枠をとっぱらった時、

コミュニティ形成して苦悩できる脳(心)をもった人間という生物固有のナニカが共有出来るのではないかしら。

 

今はレディメンズというわかりやすい枠組みを通した方が伝わることがたくさんあるから、

そうしているのであって、

本山がロオルで何かを作るにあたっての共通の大きなテーマというのはそれから外れた大元にあるんだな。

 

偉そうに言ってますけどね、

伝わらなきゃ意味がないのでね。

ちゃんと伝わるように、つくっていきますね。

 

本日のブログは、

劇団ロオル本公演

つきのしろ

へ向けた、

作品の脚本&演出家である本山自身への再度確認、て感じでした。

 

 

御静聴誠に有難う御座いました。

 

 

 

 

苦悩の果ての幸のぽちり。

いつもありがとうございます、

いつもランキング上位でありがたや……

 

 

それではまた。

 

本山

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本山由乃  Twitter

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劇団ロオル 公式サイト

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