本山由乃 つきとばら

ことばにゆうれつはない

せかいのおわり

 

多分本当に、世界の終わりはあまりにも簡単なのだと思う。

 

燕のいる駅

紀伊國屋ホールにて観劇して参りました。

 

長閑な駅舎、取り残された人々、永遠に来ない列車、謎の雲、眠気。

日常のほのかな歪み、それの中で、歪み切る前に世界は終わるのだ。

 

多分、本当にそう。

世界が終わる時はこんなにも簡単に、なんでもなく終わるのだと思う。

 

 

とても良質だった。

 

以前に公演して、

コロナ禍を経ての今回の上演に至った作品との事だけれど、

コロナとかの世界がめちゃくちゃになりゆく様とか、そういうリアリティもありながら私は、

 

何でもないまま、何でもないように、

終わりゆくことが本当なのだろう、と思った。

そちらの方にリアルを感じた。

(まあコロナの騒ぎ真っ只中の変わりゆく世界と日常も、何でもないまま何でもないように終息へ向かう感じもあったかもしれないが)

 

 

 

明日全てが終わるかもしれないなら、

後悔せずに日々を楽しく生きたいですね。

(小並感すぎるけど〆!)

 

 

世界が終わる前にポチリ

世界が終わるまでは。

 

それではまた。

 

本山

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退化と進化の狭間

ガラパコスパコス

 

世田谷パブリックシアター

久しぶりに行きました。

とんでもなく面白かった。

 

 

老女を拾った青年、

それを取り巻く人々のはなし。

生まれてから死ぬまでを進化とするのか退化とするのか。

 

舞台壁全体が黒板となっていて、チョークで色々書き込んでいく事で色々な設定が明かされたり追加されたりしていく演出も面白かった。

 

 

老化、認知症、介護などテーマはヘビーながらあまりにも軽いタッチで描かれる前半戦、中盤から青年と老女を含めた人々の日常が崩壊していく様が胸をえぐる。

 

認知症が進んだ老女の獣のような咆哮に、

人間は所詮動物であるのだ、と感じる、

 

前半に人間という動物の進化について語るシーンがある。

生まれたばかりの赤ちゃんは進化していく。

起き上がり、立ち上がり、歩けるようになり、成年期に入り成熟していく。

老年期は退化なのか。

赤子に戻りゆく(歩けなくなり、立てなくなり、話せなくなり、)ことは、

進化の前兆なのではないか、

という仮説。

 

そして物語の最後には、

一歩歩みを進める青年がいて。

その一歩が当たり前の事かもしれないが、それが進化になるのではないか、

など。

 

ボレロに合わせた進化の過程、そして青年が立ち上がり歩き出す。

 

心をしっかりと握られて、突き刺された。

 

本当に素晴らしかった。

 

 

インプットしています。

出力のために。

 

 

ぽちっとイン

ありがちゅ。

 

 

それではまた。

 

本山

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青空を泳ぐ

とんでもなかった。

 

初演も素晴らしかったけれど、

再演は更にも増して。

 

悔しすぎた。

感動の涙と悔し涙と半々だった。

 

 

世界はあまりにも汚い。

汚れた場所から見る空は海とつながり交わりそこには希望があるのかもしれない。

夢物語なのかもしれない、

理想論かもしれない、

けれど確かに、

光はあった。

 

カタストロフィーの果てのロマンティックな希望は観劇者の背をしっかりと押して現実世界へと送り出していた。

 

 

何より、ラストシーンからのカーテンコール。

そこでの役者たちの表情が素晴らしかった。

 

登場人物として生きた中での光を抱いていたように思う。

 

役者をそんな顔にさせる事のできる作品なんだ、と思った。

そこで物凄く、

悔しい〜!となった。

 

深海洋燈「KID」

新宿スターフィールドで18日まで。

☟詳細&ご予約

https://x.com/shinkailamp/status/1687193362368253952?s=46&t=iRudgG96mYikrfC4YBuc3w

劇場で体験すべき。

 

 

私も頑張るので応援のポチリを……

あざます!

 

 

それではまた。

 

本山

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インプット

今週はインプット週です。

 

昨日は

青年劇場

「星をかすめる風」

を観劇してまいりました。

 

 

韓国の伝説的な詩人、尹東柱ユン・ドンジュ)を描いた物語です。

原作は、イ・ジョンミョンさんの同名小説。
詩や音楽などの文化芸術の美しさ、そして芸術は人間にとって必要不可欠なものなのだという強い意志に貫かれた長編原作小説を戯曲化。

 

 

戦時中に思想犯として(不当に思える)逮捕をされた詩人と、囚人への激しい暴力を恨まれ殺害されたと思われる看守、そして犯人追及を命じられた若い看守の3人が真相追求を通して心を通わせていく。

 

言葉は人を表す、

という台詞が本当に素晴らしかった。

 

心のうちから出た言葉=詩はその人の本質を表すのだ。

 

文学、音楽、それら芸術が囚人・看守、また日本人・朝鮮人という様々な隔たりを超えて絆や繋がりをつくるのだと信じさせてくれる。

 

様々な思惑に如何ともし難い立場にありながら、ささやかな繋がりが支えになりうる。

 

 

シライケイタさんが作演出なのですが、

本当にケイタさんの戯曲&演出は繊細。

でも登場人物には無骨さもあってその言葉はストレートにグッとくる。

史実を土台にして、その理解度が深くて追体験させてくれるところもすごい。

本当に凄いぜ……

 

ケイタさん作の「烈々と燃え散りしあの花かんざしよ」という金子文子と朴烈という国家という獣に立ち向かった活動家たちの物語の演劇公演に出演させていただいたことがあり、

それ以来仲良くさせていただいている大先輩なのですが、

 

私も演劇表現を通してやりたいと思っている、

人と人の交差、

心の交わり、

繊細な繋がりなどなど、

圧倒的に先をいく人なので本当に勉強になりました。

 

くー!(悔しい)

 

 

 

今日も今日とてインプット!

 

注入のポチリ

インプット完了

 

それではまた!

 

本山

 

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ひだまりのことば

谷川俊太郎氏の

楽園

という詩と写真の本の展示に行ってきました。

 

 

 

渋谷と原宿の狭間にある、

イカラなビルの地下にあるレトロな喫茶店で開催されております。

 

谷川氏が撮影したお写真と詩のパネルが展示されております。

谷川氏の見えている世界を体験できます。

 

 

なんて柔らかなんだ。

谷川氏の詩のもつあたたかさを写真からも感じて、

こんな風にこの人は世界を見ているのだな。

 

谷川氏の詩は陽だまりだと思っていたけど、

写真を見てもそう思いました。

やっぱりこの人の目には世界は柔らかな光に照らされているのだな。

 

日常の悲哀すらも愛おしく、

そこにはしっかりとあたたかく血が通っていてぬくもりがある。

 

それがずっと愛される詩人である所以なのかもしれないな。

 

店内には詩集などの書籍もたくさん。

 

各席にも自由に読める書籍が置いてあるので時間が溶ける。

 

とても素敵な空間でした。

 

 

お店の方もとても優しくて、

私も詩を書いている、

と言うと、

にっこりと谷川氏へのメッセージノートに是非詩を書いてみてください。必ずお伝えします。

と言ってくれた。

 

勇気を出して、

詩を書いて、

帰ってきた。

 

 

詩と共に生きた時間があなたとは圧倒的に違いますが、

そして見ている世界の明度もきっと違うけれど、

 

言葉の海の中でいつか出逢えますように。

 

 

 

大海で出逢った君たち、

ありがとう。

 

 

 

それではまた!

 

本山

 

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徳のオカルト

ちょっと前に新宿駅に出現した

かわいい世界。

 

 

シルバニアファミリーは小学生時代、

おこずかいを細々溜めながら買い集めた記憶があります。

 

お手伝い一回につき数十円の世界で、

何百円のものを買うために必死に。

懐かしいですね、

あの頃は本当に勤勉で勤労でした。

 

仕事をしないとお金がもらえない、という至極当たり前の事を学んでいたひとときでした。

 

今やギャンブルみてぇな人生歩んでいますが、

最初は勤勉勤労安定を学んでいたはずなのに。

何が起こるかわからないから生きるって面白いですね。

 

 

スピリチュアルなことを話します。

私がまだ20代前半だった頃に働いていたスナックの同僚のおねえさんが霊感のある人で、

由乃ちゃんはパワーが強すぎて霊的なものを引き寄せるけど弾き返して弱い人のところにぶつけちゃうから気をつけて。」

と言われた事があります。

 

オカルトが好きな私、それを未だ信じています。

 

「絶対複数人で心霊スポット行っちゃダメ。

由乃ちゃんに害はなくても、一番弱い人に霊障が起こる。」

 

とも。

 

なんでこんなパワーつよつよなんだろう?

と思い返せば心当たりが。

 

幼少期(幼児〜小学生中学年頃)、

お手伝い帳というシール手帳を作って、

お手伝いや良い事をしたらシールを一つ貼る。

という習慣がありました。

親にやれと言われたわけではなく、

シールブックの有効活用(シールブックは貼り続ければ一瞬で終わるので、ちょっとずつ貼るための手段として&そういうコンセプトのシールブックが流行っていたような気もする)として自主的にやっていたのですが、

 

はじめは親のお手伝いから、

そこからゴミ拾いなど外に出向くようになり、

最終的には結構な徳を積んだと思います。

更に家の近くにお寺があり、そのお寺の門前にある観音様(お地蔵様?仏様?)に毎日手を合わせ、

雨の日には傘を持ってさしてあげたほど。

 

めちゃくちゃ徳を積みまくった幼少期だったので、

守護的なやつがすごいことになってるのではないかしら、

というのが私の見解です。

 

が、しかし。

 

大人になってからというもの、

徳を積むどころかあられもない日々を送っているので、

幼少期に積み重ねた守護パワーを食い潰しているのではないかと思っています。

 

心霊スポットに行ってももう弾き返せないんじゃないかな。

 

 

あの時そう言ってくれた霊感のあるおねえさんとは店を辞めてから連絡を取っていないのでもう会えませんが、

そんな人生もまた楽し、という事でひとつ。

 

私と心霊スポット行ってくれるという猛者は挙手するように。

 

 

私の好きな心霊YouTuberとその動画を共有して終わりにします。

 

 

ゾゾゾさん

【最期の信州観光ホテル 前後編】

https://youtu.be/_5Uv8vBwDa8?si=js7yk04qSpRv3m41

https://youtu.be/LYWB7vc1Yd8?si=OJrVeoAkLySS_5qh

 

オウマガトキFILMさん

【皿 心霊廃ラブホテル:RE 前後編】

https://youtu.be/PPTYmQ-XvIA?si=f76KvohHbl8CUkNa

https://youtu.be/XbOOESAq_Wg?si=2EgnRm2FGd9CYe_j

 

 

 

徳を積むポチリ

貴方に御加護がありますように。

 

 

それではまた。

 

本山

 

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勇姿とは此の事よ

本多一夫御大の勇姿

 

 

実際、89歳になった時の自分の姿は想像できない。

 

そもそもそこまで長生きできる自信はない。

飲酒喫煙という緩やかな自殺ルートを歩み続けている私にとっては89歳になった自分があまりにも現実味がない。

 

下北沢本多劇場グループ代表(愛称は本多社長)の本多一夫氏と共演した。

8月半ばの猛暑&台風接近の時期だけれど、

本多さんは元気に地下一階の、しかも階段昇降のみの劇場に通い詰めた。

台詞もばっちりで、発声活舌ともに若々しい。

千秋楽で少しミスしたことを悔しがる役者としてのハングリー精神も健在。

 

本当にかっこよすぎたな。

ご一緒できて本当に良かった。

生き様を魅せつけられた。

 

こんな89歳になりたい。

89歳まで生きていけるのかは別として、

こんな風に生涯現役を貫き通して死にたいと思いました。

 

本多さんに

由乃ちゃんは酒もたばこもやるからな、体壊さないようにね。」

と会うたびに心配されている私。

「肝臓壊したら取り返しがつかないんだからね、」

「元気でずっとがんばるんだよ。」

優しい。優しすぎる。

優しすぎるし、本多さんにそんなに心配される私は大丈夫なのだろうか。

……気を付けよう、色々と。

 

 

そんなこんなで舞台をやっていてこちらの更新が止まっておりましたが復活致します。

平日はなるべく更新、という事で、

改めまして宜しくお願い致しますね。

 

そして本多一夫御大の勇姿が今月半ばから配信されます。

詳しくはこちらをどうぞ☟

role.theater

 

こちらもポチリよろしく。

ありがとうございまする。

 

それではまた。

 

本山

 

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